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どんよりしていると思ったら光化学スモッグだった新居浜の空

令和の始まりとなった5月も終わりに近づき、暑い日が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本日は先週末に目の当たりにした大気汚染について書きます。

高速道路から見えた新居浜を覆う灰色の空気

私は先週末、高速道路にのって四国は松山から高松へ向けて移動しておりました。
この路線というのは、松山から出発したら西条までがひとつの区切りのように感じます。
西条に入れば、東予地方の細長い陸地と工場群、そして海を横目に感じながら香川まであと一息といった感じです。
さてさて、この日もいつもと同じように西条を抜けて新居浜の市街地が見えだしたとき、なんだか陸地の雰囲気が違いました。
新居浜市の上空をどんよりと霞がかった、白から濃い灰色の雲のようなものが覆っていました。
見るからに嫌な感じの色で、気分の良いものではありませんでした。

スモッグ注意報が9年ぶりに発令されていた

その後愛媛に帰ってニュースを見ていると、やはり光化学スモッグ注意報が発令されていたようですね。
私が見た前日から2日続けての注意報発令だったようです。
光化学スモッグ注意報ニュース愛媛新聞ONLINE2019/5/25より(購読しています)
新居浜は工場が多い上に陸地が狭く山が近いからスモッグが多いと、高校の授業で習った記憶があります。
昭和の時代に比べたらスモッグ発生日数は減っているのでしょうが、まだまだなくなりそうには無いようです。
愛媛県環境政策課 公表資料より
新居浜の光化学スモッグ注意報は9年ぶりとなるようです。
愛媛県大気汚染常時監視テレメータシステム監視情報より
そしてこの日は全国的にスモッグが発生しやすい気象条件だったようです。
気象庁より

松山市は工場地帯との間に山があるから大丈夫と習ったけれど・・・

先ほど高校の授業で光化学スモッグについて習ったと書きましたが、その授業では、松山については海沿いの工業地帯との間にある山に守られてスモッグが発生しづらいという話も聞きました。
じゃあ本当に大丈夫なのかと考えた場合、重信川に沿ってくれば山にさえぎられることはないし、わずか120m程の山で汚染物質をシャットアウトできるわけではないでしょう。
そして松山市の観測地点の数値推移は、東予地方とあまり差がないことが、下記のグラフからわかります。

愛媛県大気汚染常時監視テレメータシステム監視情報 より

晴れているのに空がどんよりしていて目や喉が痛くなったら屋内へ。症状が長引けばお医者さんへ

太陽の日差しが強くなる4~9月の期間は、光化学スモッグが発生しやすいそうです。
スモッグが発生したとき、外にいたら屋内へ入るべきなのですが、そもそも外にいたら注意報の発令がなかなか取得できないわけですよね。
ですから、もし外で運動中なんかに、風が弱くて晴れているはずなのに空がどんよりして気味が悪いと感じたら、とりあえず運動をやめて屋内へ避難した方がよいかもしれません。
目や喉が痛くなったら、とにかく屋内へ避難。洗眼やうがいをしても症状が長引けば病院へ行きましょう。
光化学スモッグによる被害にあったときは、どうしたらいいの?(東京都多摩小平保健所

触媒技術の向上や工場の海外移転などによって、日本の大気は高度経済成長期に比べて改善しているのでしょうが、まだまだ大気汚染は身近にあると感じた出来事でした。

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