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かつての高級車が中古で安く取引されている理由

皆さまこんにちは。いずみです。
本日はタイトルのとおり、年式が落ちた中古高級車がなぜ、同世代の一般車と同じくらいの価格帯で売られているのかについて触れてみたいと思います。

ネット上で大衆車と変わらぬ価額で売出されている高級車たちとその背景

さて、ネット上では「中古で型落ちの高級車を安く買おう」という言説が結構見かけますが、みなさまはどのように感じられますか?
高級車がなぜ中古では(当初の販売額に比べたら)安く取引されているのかにつきましては、色々な理由が考えられるわけですね。
車種にもよりますが、以下のような理由が挙げられます。

  1. デカい
    例えば日産シーマF50(中期)は横幅1.8mオーバー、長さ4.99mで駐車場の枠ギリギリです。
    狭い道は迂回するようになりますし、ここまで大きいと日常使いでは不便です。
  2. 修理費用がいちいち高い
    高級車と呼ばれるクラスの部品は軒並み大衆車より高いです。タイヤにしたって、軽自動車にしか乗ったことがない人からすればびっくりするくらいの値段になります。
    私はこの間、ラジエーターの交換をしましたが、純正部品は13万円すると言われましたね。社外品を探してもらって工賃込みで7万円程でやってもらいましたが。。。
    値下がりしている中古車を狙う人の中には、10年落ちの100万円前後のものを候補にしている方もいらっしゃいます。
    10年も経過したら思いもよらないところの修理が必要になったりしますから、それなりの知識と人脈、そしてある程度の貯蓄が必要です。
  3. 税負担と燃費が重くのしかかる
    排気量が大きい場合、自動車税や重量税など、これまた軽自動車しか乗ったことがない人からしたら目の玉が飛び出るほどの金額になります。
    例えば日産シーマF50の4500ccだと、自動車税は毎年76,500円するわけですね。昔の軽自動車は7,200円でしたから、1桁違うわけです。
    ガソリンはハイオクが主流ですし、リッター10km届かない車種も多いです。
  4. 積める荷物が限られる
    最近は軽自動車でも自転車を積める車種が出ているそうですね。それがセダンだと車内にはまず載せられない。
    折りたたみ自転車をセダンのトランクに入れている人はいらっしゃいますけど、例えば大雨の日にお子様を迎えに行って、自転車ごと連れて帰るといったことは厳しいわけです。
    他にはニトリで買った背丈ほどある棚とか。幅を取るもの、長いものを載せるのは苦手です。
    セダンの高級車は重要な人を乗せて移動するために作られていますから、トランクに積むものの一つにゴルフバックを想定しています。
    セダンの広告でトランクの積載量について、『ゴルフバック〇個入る』と記載されていることが多いですよね。

高級車は一般家庭向きではない

という感じで、詳しく挙げていけばもっと出てくるのですが、今回はこのくらいにしておきますね。
一言でいえば、高級車は一般家庭向きではないということです。

一般家庭で使うとしたら、旅行などで長距離を快適に、そして安全に移動したいときにはうってつけなのですが、そのような機会は年に何回あるでしょうか?という話になります。
高級車を新車で買うようなご家庭は、日常使い用のセカンドカーを所有していらっしゃいます。
日常の買い物には小回りが利いて荷物を載せやすい一般的な車を使って、長距離移動や社交の場へ行くときなどにグレードの高い車を使用する傾向があります。

このように、高級車は用途的にもコスト的にも、中古市場ではニーズがあまりないことから安く売らざるを得ないということになります。
車種によっては、クラウンなど一部車種は中古市場でもそれなりの価格を維持していたりしますが、一方で先ほど例で挙げた日産シーマF50なんかは、デカいしお金かかるしで結構値崩れを起こしていたりします。

これを逆手にとって、中古で高級車を手頃な値段で買いたいという人は、値崩れしている車種の中からその原因を理解した上で購入すれば、良いお買い物になるかと思います。

値崩れしている車種を狙う際の注意点

値崩れしている車種の中でも、例えば日産シーマF50なんかですと、前期型は直噴エンジンをはじめとして色々なところで不具合を起こしやすいというデメリットが大きいですし、後期型は長さが5mを超えてしまっていて、普通の駐車場(縦5m)に停めることが困難になってしまうというデメリットがあるわけです。
だから私はシーマF50を買うなら、安定感もあって全長が5mに収まっている中期型にした方がいいですよと身近な人には言ってきました。
(もうシーマF50も販売から結構年月が経ってきて、いくら中古でも買おうという人は少ないかと思いますが。)

高級車は古くなっても高級車であり続ける

ここまで高級中古車が安くなっている理由ということで、必然的にデメリットばかり挙げてきました。
しかし、古くなっても高級車は高級車。手入れさえしていれば、年式が落ちてもその風格や乗り心地が保たれているものも多いです。
軽自動車ばかり乗ってきた人が中古高級車に乗り換えたら、高速走行時の安定性や長距離運転後の疲労感の違いに驚くことでしょう。
私は30代の始めまで低所得者だったため軽自動車ばかりに乗ってきていて、ある時期のある出来事から、いずれは高級セダンに乗りたいと思い立ちまして、その前の練習にと中古の高級セダンを購入しました。
結果、やはり軽自動車と高級セダンは使い方やケアの仕方が全然違ってきますから、練習過程を踏んでよかったと感じています。
洗車キズやコインパーキングでの引っかけられキズ、それに壊れやすい部品など、たくさん勉強になりました。
そして何より、急傾斜の坂道でもパワー不足に陥らない、高速道路で横風を食らっても安定している、長距離運転してもあまり疲れないし腰が痛くならないといった、軽自動車の時に苦労していたことには悩まなくなりました。
あと、スピーカーをいじらなくても音楽が楽しめたのも良かったですね(^^)
ある時、冒頭でギターの高音が鳴り響く曲が流れたのですが、何度も聞いているはずのその音色に痺れました。

ここまでのまとめ

今回の内容をまとめます。
①高級車は用途が限られているため、中古市場に出ると需要が弱くて当初の販売価額からの値下がりが大きい(一部車種を除く)。
②値下がりが大きい車種はお得感があるけど、同じ車種でも販売時期によって特性が異なるので、その車種について少し勉強してから買いましょう。
③高級車は年式が落ちても、きちんと手入れされていれば、やはり高級車です。その乗り心地、風格を享受することができます。

中古車サイトはどこを使うか?

現実問題の話として、ではどうやって中古の高級車を探すのかですが、これにつきましては自身がとり得る全ての選択肢を検討すべきだと思っています。
実店舗で信頼できる整備屋さんや販売店さんがあれば、そこにお願いすれば安心できます。整備不良の車を売りつけられたというリスクは減るでしょう。
幅広く県外の車も見てみたいというなら、当然インターネットを利用するわけですが、私の場合はシンプルに2大中古車サイトのカーセンサーとグーネット(Goo-net)で探しました。
そして最終的に、検討対象の車にグーネットの鑑定書をつけていた販売店から購入することになりました。
鑑定書を見るまで、事故車の説明がなかった(というか担当者が分かっていなかった)という出来事がありまして、そこの部分を詰めてから購入しました。鑑定書があって助かりました。

 
※鑑定書の抜粋。事故車の記載がはっきりとありました。

車の掲載数や見やすさに違いはありますが、要は狙った車種の、想定予算内の車があるかどうかが重要ですから、幅広く検討してみてください。

それでは、皆さまが良い自動車ライフを送れることを願いながら、筆を置きます。

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